大駱駝艦 壺中天 舞踏公演 鉾久奈緒美「死者の書」2026/07/02-07/05

大駱駝艦 壺中天舞踏公演『死者の書』が、無事に全公演を終えました。

このたび、本作品の音楽を担当させていただきました。

演出・舞踏は鉾久奈緒美さん。

鉾久さんとは、2015年の舞踏公演『阿修羅』以来、11年ぶりのご一緒でした。『阿修羅』では、鉾久さんが舞踊批評家協会新人賞を受賞され、その後も表現を深め続けてこられました。

奈良で生まれ育った鉾久さんが長年抱き続けてきた「人はなぜ生まれ、死んだ後どこへ行くのか」という問い。その問いを『死者の書』の世界を通して描く本作のために、私は死と再生、祈り、そして変容をテーマに、新たな音楽を書き下ろしました。

制作期間中は、映像や言葉を何度も交わしながら、鉾久さんの身体から立ち上がる世界と向き合い、音楽を形にしていきました。そして本番では、舞踏、美術、照明、出演者の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれの表現が重なり合い、一つの舞台芸術として結実していく瞬間に立ち会うことができました。

舞台芸術は、多くの人の時間と技術、そして思いが重なって初めて生まれるものだと、改めて実感しています。

ご来場くださった皆さま、大駱駝艦の皆さま、スタッフ・出演者の皆さま、本当にありがとうございました。

この作品が、ご覧いただいた皆さまそれぞれにとって、生と死、そして祈りについて静かに思いを巡らせる時間となっていたなら、作曲家としてこれ以上嬉しいことはありません。

プロモーション映像はこちらです。

大駱駝艦 壺中天舞踏公演

『死者の書』

大駱駝艦『死者の書』公演情報

出演者・スタッフ
振鋳・演出・美術・鋳態:鉾久奈緒美

鋳態:松田篤史、高桑晶子
藤本 梓、小田直哉
梁 鐘譽、齋門由奈
谷口 舞、坂詰健太
荒井啓汰、谷口美咲子

監修:麿 赤兒
原作:折口信夫
音楽:松宮圭太

舞台監督:中原和彦
照明:岩村原太
音響:久保勇介
衣裳:富永美夏
宣伝写真:安土龍
宣伝美術:村上 昭
題字・舞台美術:篠原勝之(KUMA)

映像・ドローン撮影:吉田遊福

制作:金能弘

プロデューサー:新船洋子