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ラジオ番組Metaclassiqueに出演します2024.9.25

9月25日(水) – Metaclassique #295 – セグメンテーション

作曲するにも、演奏するにも、聴くにも、セグメンテーションが必要だ。しかし、私たちは皆、同じセグメンテーションについて話しているのだろうか?作曲家・松宮圭太、サクソフォン奏者・イニャキ・ベルムデス、ギタリスト・オマール・ニチョ、作曲家・チェ・イムスによる、ソノムンド音楽祭でのコンサート後のセグメンテーション・ドキュメンタリー

2023年にパリのソノムンド音楽祭で発表したアルトサックスとギターのための《デヴィアシオン》を中心に、私の作曲の方法論や音楽観について、ラジオ番組プロデューサーで作曲家・音楽学者のダヴィッド・クリストフェル氏からインタビューを受けました。

パリのラジオ局メタクラシックの公式ウェブサイト、あるいは各局から放送をお聴きください。

リエンボディド・サウンド2024

トランスデューサーコンサート 再構築されたサウンド2024 再構築されたサウンド2024は、トランスデューサーに基づく作品のコンサートで締めくくられます。これらの作品はパフォーマンスの慣習やジャンルを横断し、技術の音楽的可能性の幅を示しています。

プログラム アッセンブラージュNo. 1 マシュー・グッドハート アッセンブラージュNo. 1は、トランスデューサーで駆動される金属のパーカッションとソロ即興者のためのインタラクティブな作品です。コードの断片、マッピング技術、生成アルゴリズム、および過去十年間の再構築されたサウンド作品から取られた演奏者生成のサンプルから組み立てられたこの作品は、歴史を新しく予測不可能な即興環境内で再形成し、新しい文脈に置き換えます。

係数 スチュアート・ジャクソン 係数は、電子音楽の作品であり、電気音響トランスデューサーと特別なマイクの産物です。これらの要素の間の可変フィードバックシステムは、パーカッショニストによる摩擦音の演奏に影響を受け、変更されます。摩擦によって生じる音と衝撃によって生じる音の間には区別がされます。

オブジェクトの内部 セス・クルエット 「the interior of objects」はドラムを特定の音響空間として探求します。この作品では、タクタイルトランスデューサーがドラムヘッドの裏側に配置され、ピエゾマイクロフォンと対向します。膜の物理的な音響から派生した音がヘッドを動かし、これらの音はリミッターによって制約されたフィードバック周波数によって補完されます。ドラムヘッドの節点と抗節点は、演奏者が作曲形式を通じて探索できる演奏可能な地形となります。

疑念は知識の一環 ジェームズ・オーキャラハン サラ・コンスタント、フルート 「Doubt is a way of knowing」は、ジェフリー・ストーンハウスとマーク・マクレガーによって共同制作された作品で、ソロ奏者向けのシリーズの一環で、エレクトロニクスがソロ奏者の楽器の二重化を通じて拡散されます。この作品は、対事実および同時の感情反応を探求したもので、個体が分裂した自己を経験します。

シタタリ ケイタ・マツミヤ この作曲は、フィールドで録音された水滴の音を編成した混成音楽作品です。トランスデューサーを使用してピアノのサウンドボードを共鳴させ、ピックアップマイクを介してピアノと電子音響のライブモデュレーションを行うことで、記述的な、録音的な、即興的な要素の強みを統合しようとするライブエレクトロニクス/室内楽の構成となっています。

——インターミッション——

相互応答 ムーン・ハ 「reciprocal response」は、(再)サイクリングのアイディアに基づく音楽システムであり、私の創作において10年以上にわたりインスピレーションとなってきました。これはニューヨーク大学のラップトップオーケストラであるnew_LOrkの学生たちによって実行されるように設計され、エネルギーを信号と音に触覚的に変換することを活用しています。new_LOrkのメンバーには、アミール・フィリップス、クロエ・ヤン、ジェリー・ファン、デヴィン・パーク、ジェイレン・ミッチェルが含まれます。

BIONICO ガディ・サスーン 「Bionico」はもともとバルセロナのSónarでインストレーションとして作成され、後にストックホルムのエレクトロン・ミュージック・スタジオで四重音響のピースに発展しました。ここで、ガディは大型トランスデューサーを備えた準備された金属板を使用して、物理モデルと弦のためのフィードバックループを作成しました。生演奏の「Bionico」では、ガディの生のエレクトリックバイオリンを増幅するために、トランスデューサーに取り付けられた四つの共鳴する彫刻が使用されます。板の切り込みは、各彫刻の共鳴モードを変更します。

THE NETTED RESONANCE OF TIDE POOLS アリッサ・ウィクソン ジューン・カミングス、パーカッション この作品で使用される音響オブジェクトは、潮だまりに存在する入り組んだ生態系に類似した共鳴とフィードバックの網で結ばれています。これは、パーカッショニストのジューン・カミングスとの数時間にわたる音の探求を通じて形成されました。彼女と一緒にこの作品を作り上げることは喜びでした。 Main Image: Studio 1—Goodman at EMPAC. Photo: Kris Qua.

ソノムンド音楽祭, パリ 2023/11/23, 24, 25

オマール・ニコとイニャキ・ベルムデスは、実験と共有の好みから強みを引き出し、ギターとサクソフォンの組み合わせのあらゆる豊かさを発見しようと共謀し熱心に取り組む若いミュージシャンである。

彼らの創造性は、アジアへの逃亡と、棚田文紀、武満徹、松宮圭太といった現代の日本人作曲家の作品の解釈を通じて表現される。

今夜、異文化間の対話をプログラムの中心に据え、彼らはまた、滞在中の韓国出身の若手作曲家イムス・チェにデュオのための新しい音楽作品の作曲を依頼している。

棚田文紀 : 《ミステリアス・モーニング》 ソプラノ・サックスのための
チェ・イムス : 《アリュール》 サックスとギターのための
武満徹 : 《森の中で》 ギターのための
松宮圭太 : 《デヴィアシオン》 サックスとギターのための

イニャキ・ベルムデス (サックス)
オマール・ニコ (ギター)

https://festivalsonomundo.com/index.php/edition-2022/edition-2023/

日仏現代音楽協会創立10周年記念コンサート 2023, 11/28

2023年11月28日(火) 19:00開演(18:30開場)
杉並公会堂小ホール(JR中央線ほか「荻窪」駅下車)地図

プログラム
永冨正之:3つのエスキス
前田恵美:L’endroit et L’envers(世界初演)
アラン・ゴーサン:Eau-forte
宮川渉:En Spirale(世界初演)
丹波明:フルートとピアノのためのソナタ
横井佑未子:You were not there, not there, you(日本初演)

バンジャマン・アタイール:De l’obscurité Ⅱ
松宮圭太:サジタリア・トリフォリア(世界初演)
フロラン・キャロン=ダラス:Rives(日本初演)
夏田昌和:Beau soir(世界初演)
台信遼:聴こえざる手(世界初演)
※曲順は変更になる場合があります

出演
阿部加奈子、夏田昌和(指揮)/小林真理(メゾソプラノ)
内山貴博(フルート)/鈴木生子(クラリネット)/大石将紀(サクソフォン)/福井麻衣(ハープ)
河村絢音(ヴァイオリン)/甲斐史子(ヴァイオリン、ヴィオラ)/福田道子(ヴィオラ)/松本卓以(チェロ)
及川夕美、大須賀かおり、岡本知也、篠田昌伸(ピアノ)

チケット
一般 3000円 協会会員 2500円 学生 2000円 (当日各500円増)

《ご予約・お問い合わせ》
teket:https://teket.jp/7613/26184
日仏現代音楽協会事務局:nichifutsugenon@yahoo.co.jp

主催:日仏現代音楽協会
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]

大駱駝艦壺中天舞踏公演《阿修羅》 2023, 10/27-10/29

鋳態:鉾久奈緒美, 藤本梓, 粱鐘礜, 齋門由奈, 谷口舞, 谷口美咲孑, 坂詰健太, 荒井啓汰, 石井エリカ

監修:麿 赤兒
音楽:松宮圭太
舞台監督:中原和彦
照明:岩村原太(GLW)
木下尚己(ファクター)
音響:牛川 紀政
衣裳:富永美夏
宣伝写真:Jean Couturier /井上荒和
宣伝美術:腰山大雅
制作:金能弘
プロデューサー:新船洋子
主催:キャメルアーツ株式会社
提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
制作協力:大駱駝艦
協力:株式会社アイネット
お問合せ:大駱駝艦 0422-21-4984
座・高円寺1〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2
TEL 03-3223-7500
JR高円寺駅北口徒歩5分

チケット発売日
2023年8月25日(金)10:00~
チケット料金未就学児童人場不可
全席指定・税込 前売・当日共通
一般 : 4,000円
U24:2,500円 ※当日証明書提示※大駱駘鑑のみの取扱

チケット取扱い
•大駱駝艦
・TEL 0422-21-4984(平日11:00~18:00)
・http://www.dairakudakan.com/
●座・高円寺チケットボックス(月曜定休)
・TEL 03-3223-7300(10:00~18:00)/窓口(10:00~19:00)
・https://za-koenji.jp/(無休 24日受付)
*座・高円寺の劇場回数券「なみちけ」もご利用いただけます。

染田真実子チェンバロリサイタル vol.4 はなだま 2023, 8/31 9/8

プログラム
久木山直 :Falling Water Flowing Flowers
(チェンバロソロ)委嘱作品

藤倉大 :Jack
(チェンバロソロ)委嘱作品

松宮圭太: One up
(ハイブリッドチェンバロ+エレクトロニクス)委嘱作品

Tristan -Patrice Challulau: Camarette fermentations…
(チェンバロ+リコーダー)日本初演

Kaija Saariaho :Jardin Secret II
(チェンバロ+エレクトロニクス)

主催 くらゔぃすぷろじぇくと
助成 公益財団法人野村財団
出演者
リコーダー 森本英希

エレクトロニクス 有馬純寿  松宮圭太

チェンバロ 染田真実子

販売期間
2023/3/5(日) 00:00 〜 2023/8/30(水) 20:00

連絡事項
※駐車場有り
駐車料金 無料  170台収容可能

※学生券の方は、受付で学生証の提示をお願いします。

※未就学児の入場はご遠慮ください。

お問い合わせ先
hanadamacembalo@gmail.com

日本の現代音楽をめぐって シリーズ第6回 6/15

“日本の現代音楽をめぐって / シリーズ第6回”
パリ日本文化会館と日仏現代音楽協会の共催による、日本人現代作曲家の作品を紹介するコンサート。今年は6月14日(水)18:30よりの開催となります。

日仏現代音楽協会との共催による、日本の現代作曲家の作品を紹介する演奏会です。シリーズの第6回目は、邦楽器である尺八と箏の為に書かれた新作の初演にスポットを当ててお送りします。パリとリヨンのそれぞれの国立高等音楽院にて研鑽を積んだ世代の違う作曲家達が、フランス留学で培った経験をもとに、日本の伝統楽器から一体どのような斬新なサウンドを引き出すのか?国際的な活動を繰り広げる Katsura CreaSion (尺八)、日原史絵 (箏)両氏の妙技とともに、日本の音楽創作の新しい息吹を存分にお楽しみ下さい。

=PROGRAMME=
尺八と箏による即興演奏

夏田昌和
Masakazu Natsuda (1968- )
一尺八寸のための「水無月の夕」 (2023, 新作初演)
松宮圭太
Keita Matsumiya (1980- )
「いろは唄 箏と謡のための」 (2012)
清水一徹
Ittetsu Shimizu (1976- )
「ヴィシオ/行ける光の影~箏独奏のための」(2009)
山本哲也
Tetsuya Yamamoto (1989- )
「桂秋の断片、またはうつしゑ」-尺八と箏のための (2023, 新作初演)

日時/ 14/06/2023 18:30-19:30
会場/ パリ日本文化会館小ホール
入場料/ 5ユーロ

詳細については、以下のリンクをクリックして下さい。
https://www.mcjp.fr/fr/agenda/katsura-creasion-shakuhachi-fumie-hihara-koto?fbclid=IwAR1Vg7Jh5cGGc-IuQwqIAQkeHZ16rlfzHq0JrLQZUMhDmwFyA9YtvtvTWJM
共催/ : パリ日本文化会館, 日仏現代音楽協会
Le site web de l’AFJMC 日仏現代音楽協会のホームページはこちら
https://afjmc.org/fr/

Tokyo23立体音響&アートフェスティバル 2023/5/12, 5/13

グレゴワールの庭
「Tokyo23立体音響&アートフェスティバル」
日程:2023年5月12日(金)~ 13日(土)
会場:LAPIN ET HALOT(ラパン・エ・アロ)

参加芸術家::

招待作曲者:ステファン・ド・ジェランド

作曲者:松宮圭太、山﨑真采、片根柚子、tomozuin-h、川越好博、筒井香織

造形作家:水のさとし、福井郁子、橘智香子(会場コーディネート)

演奏者:モリス真登(フレンチバソン)、鈴木和美(フルート)、片根柚子(ギター)、西村薫(クラリネット)

演奏者(マスタークラスのための録音協力):今井貴子(フルート)、北嶋 愛季(チェロ)、石川陽子(チェンバロ)、野崎真弥(フラウトトラヴェルソ)、筒井香織(リコーダー、龍笛)、久野幹史(リュート)

会場に6個のスピーカーを設置し、演奏者にピックアップマイクを実装、立体的な音響プログラムによって実現する立体音響アートと、造形作家及び現代舞踏家等、多分野の芸術家とのコラボレーションにより、音楽とアートのフェスティバルを実現し、まるで音が目に見えるようなバーチャル空間でのコンサートを実現し、街角への音響インスタレーションを目指した新しい芸術の創造を行う。

多治見市防災無線「ここから」, 2023/4/1-4/30

・名称:多治見市同報系60MHz帯デジタル防災行政無線設備
・鳴動時期:2023年4月
・スピーカー:TOA防災用 レフレックス×2,ストレート×2
・マスト:エースマスト 緑塗装
・アンテナ:3素子八木
・制御ボックス:OKI デジタル
・識別名称:こうほうたじみ
・音量:並
・音質:やや良好
・無線/周波数:デジタル同報系
・鳴動時刻:18:00+3秒
・市を舞台にした約30分程の長編合唱組曲ができたことを記念し,周知目的として4/30までの期間限定で,オルゴール調のアレンジで鳴動




混声合唱、2台ピアノと打楽器、電子音響のための合唱組曲《土と炎》2023 1/29

《土と炎》は多治見市の詩人、伊藤芳博先生が書き下ろされた五篇の詩「故郷」「志野」「陶片」「織部」「ここから」を元に作曲した合唱のための組曲です。伊藤先生には詩に込められた言葉の意味や響きなどを教わりながら、詩を解釈し合唱曲として制作する中で様々な相談に乗っていただき、また厚かましいお願いや質問にも快く答えて下さいました。当初は組曲の予定になかった三つ目の詩「陶片」があることを教えて頂いた際には、「陶片」の存在によって他の詩が星座のように呼応し調和するのを感じたため、五曲から成る組曲として制作を進めたいと僕の方からお願いして現在の構成となりました。
委嘱を下さった多治見ロータリークラブの村手洋之会長には、楽曲の制作に当たって得難い体験、沢山の素敵な出会いを頂きました。加藤孝造先生の元でお話を伺い肌で感じた制作へのストイックな姿勢、ひんやりと張りつめた工房の空気と薪ストーブの匂い、仙太郎窯の安藤工先生に無茶を言って収録させて頂いた茶碗を割る音(もちろん元々割れているものを、ですよ)、土を練る音、陶片の軋む音、幸兵衛窯で多くの方のご尽力で録音させて頂いた窯出しの貫入音、窯から唸る炎の音、小田井商店の加藤誠社長に見せて頂いた磁器製作の行程、釉薬を擦る音、磁器を割り散らばる陶片の音(もちろん元々破棄予定のものを、ですよ)、多治見市モザイクタイルミュージアムのタイルの色彩と手触りと歴史、村手会長のご本職である魚関のうなぎ割烹、そして多治見橋のたもとから眺める土岐川と山と町の景色、などなど、まさに五感全体で美濃焼の町の集中講義を受けさせて頂き、そのすべてが心躍る音の記憶となって創作の活力となりました。そしてここには書ききれない多くの方々の支えと激励を頂き、楽曲を仕上げることができました。
五篇の合唱曲と五篇の電子音響と即興による前奏・間奏曲の154ページ28分の組曲に結集した《土と炎》は、ピアノ伴奏による子供のための同声二部合唱、大人のための混声四部合唱への編曲版の制作も含めて、まさに「ここから」歩み出します。
美濃焼の町を愛する多くの方々の想いを受けて制作する組曲《土と炎》が、この土地を愛する人々によって歌い継がれる曲に育ってくれることを祈っています。

初演
TAJIMI CHOIR JAPAN 第49回定期演奏会 「土と炎」
開催日
2023年 1月29日(日) 18:00開演(17:30開場)

会場
バロー文化ホール

混声合唱と2台ピアノ、打楽器のための組曲《土と炎》
作詩/伊藤芳博
作曲/松宮圭太

出演
指揮/柘植洋子
合唱/TAJIMI CHOIR JAPAN 多治見市少年少女合唱団とシニアコア
ピアノ/北住淳、古田友哉
打楽器/水間ゆみ
電子音響/松宮圭太

委嘱
多治見ロータリークラブ

https://www.tajimi-bunka.or.jp/bunka/event20230129.html

鍵盤三景

https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1239/

ピアノ。白鍵52、黒鍵36をの計88を数え、広い音域と深い音楽性は多くの音楽家を惹きつけ続けています。「鍵盤三景」は、このピアノという楽器をベースに、アコースティック、プリペアド、エレクトロニクスといった方法で最先端のキーボード音楽の歴史、現在、そして未来を俯瞰しようとするものです。
今回の一連の演奏会は、2022年2月に行われた”Feldman meets freq”を前身としています。九州大学芸術工学部が誇る設備で、芸工内外の優れた作曲家、演奏家の音楽をお楽しみください。鍵盤の向こう側が新たに見えれば、とても嬉しいです。

第2回:「ハイパーピアノ:鍵盤を越えて」
日程:2022年10月30日(日)16時開演、15時半開場
演奏者:西岡怜那(ピアノ)、松宮圭太、芸工学生(電子)
曲目: ジョン・ケージ「Bacchanale」プリペアド・ピアノのための(1940年)
松宮圭太「したたり」ハイブリッドピアノのための (2019年)
Cassandra Miller「Philip the Wanderer」ピアノとページターナー(2013年)
ケージ「Music for Marcel Duchamp」プリペアド・ピアノのための(1947年)Jonathan Harvey「Tombeau de Messiaen」ピアノとテープのための(1994年)
Michael Pisaro「fields have ears (1)」ピアノとテープのための(2008年)

アフタートーク:西岡怜那、松宮圭太、城一裕、ゼミソン・ダリル

Art&Technology —AとTの呼応が世界の見方を変える—

http://steamlab.ed.oita-u.ac.jp/

本シンポジウムでは,STEAM教育のA(art)とT(technology)に注目します。前半は,大分県豊後高田市にある「不均質な自然と人の美術館」をプロデュースしたanno lab代表の藤岡定さん,楽器のハイブリッド化とミクスト音楽の今後を探る作曲家の松宮圭太さん,音を通した子どもの探索行動を研究している吉永早苗さんに話題提供をしていただきます。後半は,函館工業高等専門学校の下郡啓夫さんにコーディネートいただき,A(art)とT(technology)の呼応と世界の見方について議論を深めます。

●オンサイト会場:KATETE(カテテ)/大分市萩原2-1-23

会場はこちら

●シンポジスト

◯藤岡 定(ふじおか さだむ)氏
株式会社anno lab(あのラボ) 代表取締役 /アーティスト
テーマ:テクノロジーと芸術

◯松宮 圭太(まつみや けいた)氏
作曲家 /大分県立芸術文化短期大学 専任講師
テーマ:音楽制作における記録と記述の周辺

◯吉永 早苗(よしなが さなえ)氏
東京家政学院大学 副学長 /人間生活学研究科 教授
テーマ:「感じる・考える・表現する」子どもの世界

●コーディネーター

◯下郡 啓夫(しもごおり あきお)氏

函館工業高等専門学校 教授

●総合司会

◯清水慶彦(しみず よしひこ)

大分大学教育学部 准教授 /大分大学STEAM Lab.

●構成
◯開会の挨拶、趣旨説明(15分)
◯シンポジスト話題提供(20分×3名)
◯休憩(15分)
◯質疑応答・ディスカッション(50分)
◯まとめと閉会の挨拶(10分)

五月雨

作曲作品展2021

日 時:11月6日(土)16:30開演(15:30開場)
場所:大分県立芸術文化短期大学音楽ホール
予約・お問い合わせ:音楽科副手室 097-545-8758

プログラム
«Leucojum(レウコユム)» フルート、チェロ、ピアノ、打楽器のための(2021)
作曲:長谷場 一花 (はせば いちか)
フルート:佐熊 陽人 (さくま はると) チェロ:岡田 実夕 (おかだ みゆ) 打楽器:田島 大和 (たしま やまと) ピアノ:喜瀬 弘望 (きせ ひろみ)

« 雁 » ピアノのための(2021)
作曲:岡田 実夕 (おかだ みゆ)
ピアノ:森 うらら (もり うらら)

« 如々 » フルート、オーボエ、ファゴット、トロンボーン、コントラバスのための(2020)
作曲:岡田 実夕 (おかだ みゆ)
フルート:西岡 あゆな (にしおか あゆな) オーボエ:田中 絵梨香 (たなか えりか) ファゴット:川端 望未 (かわばた のぞみ) トロンボーン:髙橋 れみ (たかはし れみ) コントラバス:吉原 紗代 (よしはら さよ)

«Presto» ピアノのための(2013)    
作曲:芳賀 傑 (はが たかし)
ピアノ:伏木 唯 (ふしき ゆい)

« 豊(TOYO)» フルート、ファゴット、ピアノのための(2010)  
作曲:田村 洋彦 (たむら ひろひこ)
フルート:松井 あすか (まつい あすか) ファゴット:藤田 佳奈 (ふじた かな) ピアノ:風間 紀代華 (かざま きよか)

«五月雨» スネア・ドラムと電子音響のための(2021)     
作曲・電子音響:松宮 圭太 (まつみや けいた) 
スネア・ドラム:加来 隆志 (かく りゅうじ)

ボンクリ・フェス 2021 電子音響音楽《波立ち》

https://www.borncreativefestival.com

ボンクリ・フェス 2021
東京芸術劇場
10月2日土曜日11:00~19:00 (入退場自由)

松宮圭太 - 電子音響音楽《波立ち》

電子音楽の部屋
会場 : アトリエイースト、アトリエウエスト
アクースモニウム(電子音響音楽の演奏装置)奏者として活躍する檜垣智也がデザインした音響空間でミシェール・ボカノウスキーをメインコンポーザーとし、その他に網守将平や梅沢英樹、YOSHI WADAらの作品、さらに今回は若手の新作が目白押しです。

電子音響音楽演奏会Vol.3

https://www.oita-pjc.ac.jp/events/detail/899

日時:1月15日(金)18:00開演(17:30開場)
場所:大分県立芸術文化短期大学音楽ホール

曲目:
《鈴の音と神隠し》 作曲・演奏:有村 桃
《五》 作曲・演奏:入江 真依
《combination》 作曲・演奏:藤崎 未唯
《嘆息》 作曲・演奏:森 うらら
《始まり》 作曲・演奏:長谷場 一花
《なんとなく詩美と言ったような味覚の漂い》 作曲・演奏:木寺 潤一
《迷走》 作曲・演奏:西垣 佳音
《溺れる夢》 作曲・演奏:内田 樹
《B.A.B.U.N.》 作曲・演奏:岡田 実夕
《妖精の戯れ》 作曲・演奏:山本 雪美
《C’est bon》 作曲・演奏:佐々木 優実
《水中の橋》ハイブリッドヴァイオリンのための 作曲:松宮 圭太 教員 演奏:川瀬 麻由美 教員

Duoの試み| Saxophone 井上ハルカ ✖︎ Percussion 西岡まり子

【京都公演】
2021年1月16日(土)18:30開演(18:00開場)
京都芸術センター 2F 講堂 〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町 546-2
アクセス
地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」22・24番出口より徒歩5分。

【東京公演】
2021年1月22日(金)18:00開演(17:30開場)
東京コンサーツラボ 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車徒歩6分(2・3b出口より穴八幡神社方面へ)
東京メトロ副都心線「西早稲田駅」下車徒歩10分(2番出口)

 <Program>

・Luis Naon / ALTO VOLTANGO (2001)
・Simon Steen-Andersen / Study (1998)
・Philippe Leroux / AIRS (1992)
・Astor Piazzolla / タンゴの歴史 (1982)
・Gene Koshinski / Get it ! (2011)
・松宮圭太 / dialogos pour saxophone baryton (2010)
・山本和智 / 打楽器独奏の為の『微笑する密度』(2017)

2020/11/7 音楽総合コース作曲作品展

日 時:11月7日(土)16:30開演(15:30開場)

場所:大分県立芸術文化短期大学音楽ホール

(短大一年)長谷場 一花
«風見鶏» ヴァイオリンとピアノのための(2020)
演奏: 椛田 翔允 (ヴァイオリン), 森 うらら(ピアノ)

(短大二年)山本 雪美
«水に映る月, 湖を照らす光» トランペットとピアノのための(2020)
演奏:西垣 佳音 (トランペット,フリューゲルホルン), 伊藤 幸恵 (ピアノ)

(短大二年)岡田 実夕
«セピア調ペンヂュラム» ヴァイオリン,チェロとピアノのための(2020)
演奏:坂本 早百合 (ヴァイオリン),河野 里菜 (チェロ), 梶原 夕加 (ピアノ)

(短大二年)内田 樹
«サーカス» 混声合唱とピアノのための(2020)
演奏:塚元 由菜, 牧 ひなた, 佐々木 優実, 杉尾 朋萌絵
原山 悠,増田 大和, 髙倉 群, 伊藤 輝 (合唱)
赤峰 亜美 (ピアノ), 松宮 圭太 (指揮)

(教員)松宮 圭太
«水中の橋» ヴァイオリンと電子音響のための(2020)
演奏:川瀬 麻由美 (ヴァイオリン), 松宮 圭太(電子音響)

ニューヨーク : ミニマリズムの様相

フィリップ・グラス チェンバロ協奏曲

チェンバロ : 辛島明美
クラリネット : 佐藤三保、後藤花保、松林紗代、山口えつ子
編曲・指揮 : 松宮圭太

@大分市美術館, 2020年1月26日
大分市市民協働推進課 企画

電子音響音楽演奏会 vol.2

電子音響音楽演奏会 vol.2
2020.1.17 ( 金 ) 開演 18:00 / 開場 17:30
大分県立芸術文化短期大学 音楽ホール棟 音楽ホール

内田樹 / 陶器から広がる (2020) 短大1年 電子音響音楽作品
岡田実夕 / P.A.F.U.N. (2020) 短大1年 電子音響音楽作品
末下玲音 / 眠り (2020) 短大2年 電子音響音楽作品
松宮圭太 / したたり (2019) 教員 ミクスト音楽作品
Luc Ferrari / Etude aux accidents (1958) 電子音響音楽作品
Luc Ferrari / Etude aux sons tendus (1958) 電子音響音楽作品
Christian Zanési / Arkheion, les voix de Pierre Schaeffer (1996) 電子音響音楽作品

ピアノ : 宮崎由紀子
アクースモニウム : 渡邊裕美
主催 : 大分県立芸術文化短期大学 音楽科 音楽総合コース

2019/12/3 現音 Music of Our Time 2019

ペガサス・コンサート Series Vol.I
染田真実子 「たゆたう真珠」

2019/12/3 (火) 18:30開場 19:00開演

(1)金子仁美 : 歯車 ギリシャ民謡によるA (2006)
(2)増本伎共子 : 日々の移ろい (2018)
(3)ジャン=パトリック・ブザングラン : 逃げる影 (2019) 初演
(4)金子仁美 : 歯車 ギリシャ民謡によるB (2006)
(5)ジャイルズ・ファーナビー : ジャイルズ・ファーナビーの夢、おもちゃ
(6)向井響 : 美少女革命:転生 (2019) 初演
(7)ジェルジュ・リゲティ : ハンガリー風パッサカリア (1978)
(8)ジャン=アンリ・ダングルベール : プレリュード ト短調 (1689)
(9)松宮圭太 : ダングルベール讃 (2011/2019)日本初演

(1)-(6)平均律 (7)中全音律 (8)キルンベルガー調律
(9)中全音律・キルンベルガー調律 (6)(9)クラヴサン+エレクトロニクス

染田真実子(クラヴサン)
島村幸宏(エレクトロニクス)


松宮圭太 : ダングルベール讃 – クラヴサンと電子音響のための (2011, 2019)

 2011年にこの作品を制作した際、クラヴサン音楽へのアプローチのヒントとしてまず関心を持ったのが中期バロック音楽においてジャン=アンリ・ダングルベール(1629 – 1691)が行った様々な装飾法の分類であり、その方法に触発されて装飾や音型を整理するところから始めた。そしてこの楽器にはダンパーペダルが存在せず、残響、ダイナミクス等の調整をそれによって行う機能がないという物理的制限が、却って古典作品の装飾法における創意に気づかせてくれることとなった。次に調律法に関心を寄せ、中全音律とキルンベルガー調律を敢えて同時に用いることにより、微分音音程を含む新たな音階および、音色と音の震えの混合体としてのビスビリャンド・トリルを獲得するに至った。ミクスト音楽としての電子音響へのアプローチにおいては、器楽と親しい音楽書法を模索し、双方のインタラクションによって音楽を構築する発想を得て作曲した。
 その後、パリ音楽院楽曲分析クラスで行ったフランスの鍵盤音楽史における鐘の音の表象の研究、振動現象に関心を抱き続ける作曲家ミカエル・レヴィナスの元で助手として数年間実地で携わった様々な作品制作、カサ・デ・ヴェラスケスでのアーティスト・イン・レジデンスにおいて鐘の音響をテーマに制作したギター小協奏曲などの経験を経て、今回、本作品を改作することとなったが、振動現象における音階と音色の狭間の響きへの関心、楽器演奏と電気的な振動装置から発せられる音響の構築、そしてその音楽表現上の融合状態の模索という現在の研究テーマが、本作品を最初に制作した当時の関心の延長上にあることを改めて確認した。
 電子音響に関しては、中期バロック音楽においてクラヴサンの発音機構における制限から発展した装飾法と、初期ゲーム音楽においてPSG音源における同時発音数の制限から発展した波形とパルスによる音楽表現をなぞらえた音楽書法を模索し、ミクスト音楽としては、クラヴサンの二段鍵盤における二種の調律法、装飾法とPSG音源、楽器演奏と電気的振動といった異なるシステムの境界において生じる音色と音の震えの混合体としての音楽表現を試みた。
(文 松宮圭太)

松宮圭太 Keita Matsumiya (1980 -)

 作曲家。愛知県立芸術大学音楽学部作曲専攻(音楽学)卒業。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。ロームミュージックファンデーション、メイヤー財団の両助成を得て2011年パリ国立高等音楽院作曲科第1高等課程(作曲学士)を首席で修了、2013年同科第2高等課程(作曲修士)、2016年同楽曲分析クラスを修了。2011/12年IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)作曲研究課程を経て、アンサンブル・ルガールの創設者・所属作曲家としてパリを中心に音楽活動を行いながら、ミカエル・レヴィナスのアシスタントとして複数のオペラの制作に携わる。2016/17年、フランス政府、国民教育省の派遣によりマドリードのカサ・デ・ヴェラスケスにてレジデント・コンポーザー。愛知県立芸術大学大学院非常勤講師を経て、2018年より大分県立芸術文化短期大学専任講師。
 情報と即興への関心から、作曲制作における音響オブジェ、数理モデル、身体の理の相互協調を模索する。2010年第8回武生作曲賞受賞、2015年第8回デステロス作曲コンクール・ミクスト作品部門佳作(1位空位3位)。フランス学士院および芸術アカデミーの指名により2016/17年第87代在マドリード・フランス・アカデミー芸術会員。クラングシュプーレン音楽祭(シュヴァーツ)から委嘱を受ける他、フランス国立ロレーヌ管弦楽団、アンサンブルTIMF、アンサンブル・ソニド・エクストレモ、カメラータ・ストラヴァガンツァ、ムジカ・ユニヴェルサリ、アンサンブル・ルガール、パリ音楽院卒業生オーケストラなどによって作品が演奏され、ミクスチュール音楽祭(バルセロナ)、アルス・ムジカ音楽祭(ブリュッセル)、サントル・アカント(メッス)、ブルターニュ国際サクソフォンアカデミー、統営国際音楽祭(トンヨン)、武生国際音楽祭、トーキョーワンダーサイトなどで作品が取り上げられる。創作は多岐に渡り「ギター小協奏曲」(ソフィア王妃芸術センター2017)、ハイブリッド・ヴィオラのための「奇想曲」(アルス・ムジカ、ブリュッセル2015)、舞台音楽「阿修羅」(大駱駝艦・壺中天2015)など。