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電子音響音楽演奏会Vol.3

https://www.oita-pjc.ac.jp/events/detail/899

日時:1月15日(金)18:00開演(17:30開場)
場所:大分県立芸術文化短期大学音楽ホール

曲目:
《鈴の音と神隠し》 作曲・演奏:有村 桃
《五》 作曲・演奏:入江 真依
《combination》 作曲・演奏:藤崎 未唯
《嘆息》 作曲・演奏:森 うらら
《始まり》 作曲・演奏:長谷場 一花
《なんとなく詩美と言ったような味覚の漂い》 作曲・演奏:木寺 潤一
《迷走》 作曲・演奏:西垣 佳音
《溺れる夢》 作曲・演奏:内田 樹
《B.A.B.U.N.》 作曲・演奏:岡田 実夕
《妖精の戯れ》 作曲・演奏:山本 雪美
《C’est bon》 作曲・演奏:佐々木 優実
《水中の橋》ハイブリッドヴァイオリンのための 作曲:松宮 圭太 教員 演奏:川瀬 麻由美 教員

Duoの試み| Saxophone 井上ハルカ ✖︎ Percussion 西岡まり子

【京都公演】
2021年1月16日(土)18:30開演(18:00開場)
京都芸術センター 2F 講堂 〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町 546-2
アクセス
地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」22・24番出口より徒歩5分。

【東京公演】
2021年1月22日(金)18:00開演(17:30開場)
東京コンサーツラボ 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車徒歩6分(2・3b出口より穴八幡神社方面へ)
東京メトロ副都心線「西早稲田駅」下車徒歩10分(2番出口)

 <Program>

・Luis Naon / ALTO VOLTANGO (2001)
・Simon Steen-Andersen / Study (1998)
・Philippe Leroux / AIRS (1992)
・Astor Piazzolla / タンゴの歴史 (1982)
・Gene Koshinski / Get it ! (2011)
・松宮圭太 / dialogos pour saxophone baryton (2010)
・山本和智 / 打楽器独奏の為の『微笑する密度』(2017)

2020/11/7 音楽総合コース作曲作品展

日 時:11月7日(土)16:30開演(15:30開場)

場所:大分県立芸術文化短期大学音楽ホール

(短大一年)長谷場 一花
«風見鶏» ヴァイオリンとピアノのための(2020)
演奏: 椛田 翔允 (ヴァイオリン), 森 うらら(ピアノ)

(短大二年)山本 雪美
«水に映る月, 湖を照らす光» トランペットとピアノのための(2020)
演奏:西垣 佳音 (トランペット,フリューゲルホルン), 伊藤 幸恵 (ピアノ)

(短大二年)岡田 実夕
«セピア調ペンヂュラム» ヴァイオリン,チェロとピアノのための(2020)
演奏:坂本 早百合 (ヴァイオリン),河野 里菜 (チェロ), 梶原 夕加 (ピアノ)

(短大二年)内田 樹
«サーカス» 混声合唱とピアノのための(2020)
演奏:塚元 由菜, 牧 ひなた, 佐々木 優実, 杉尾 朋萌絵
原山 悠,増田 大和, 髙倉 群, 伊藤 輝 (合唱)
赤峰 亜美 (ピアノ), 松宮 圭太 (指揮)

(教員)松宮 圭太
«水中の橋» ヴァイオリンと電子音響のための(2020)
演奏:川瀬 麻由美 (ヴァイオリン), 松宮 圭太(電子音響)

ニューヨーク : ミニマリズムの様相

フィリップ・グラス チェンバロ協奏曲

チェンバロ : 辛島明美
クラリネット : 佐藤三保、後藤花保、松林紗代、山口えつ子
編曲・指揮 : 松宮圭太

@大分市美術館, 2020年1月26日
大分市市民協働推進課 企画

電子音響音楽演奏会 vol.2

電子音響音楽演奏会 vol.2
2020.1.17 ( 金 ) 開演 18:00 / 開場 17:30
大分県立芸術文化短期大学 音楽ホール棟 音楽ホール

内田樹 / 陶器から広がる (2020) 短大1年 電子音響音楽作品
岡田実夕 / P.A.F.U.N. (2020) 短大1年 電子音響音楽作品
末下玲音 / 眠り (2020) 短大2年 電子音響音楽作品
松宮圭太 / したたり (2019) 教員 ミクスト音楽作品
Luc Ferrari / Etude aux accidents (1958) 電子音響音楽作品
Luc Ferrari / Etude aux sons tendus (1958) 電子音響音楽作品
Christian Zanési / Arkheion, les voix de Pierre Schaeffer (1996) 電子音響音楽作品

ピアノ : 宮崎由紀子
アクースモニウム : 渡邊裕美
主催 : 大分県立芸術文化短期大学 音楽科 音楽総合コース

2019/12/3 現音 Music of Our Time 2019

ペガサス・コンサート Series Vol.I
染田真実子 「たゆたう真珠」

2019/12/3 (火) 18:30開場 19:00開演

(1)金子仁美 : 歯車 ギリシャ民謡によるA (2006)
(2)増本伎共子 : 日々の移ろい (2018)
(3)ジャン=パトリック・ブザングラン : 逃げる影 (2019) 初演
(4)金子仁美 : 歯車 ギリシャ民謡によるB (2006)
(5)ジャイルズ・ファーナビー : ジャイルズ・ファーナビーの夢、おもちゃ
(6)向井響 : 美少女革命:転生 (2019) 初演
(7)ジェルジュ・リゲティ : ハンガリー風パッサカリア (1978)
(8)ジャン=アンリ・ダングルベール : プレリュード ト短調 (1689)
(9)松宮圭太 : ダングルベール讃 (2011/2019)日本初演

(1)-(6)平均律 (7)中全音律 (8)キルンベルガー調律
(9)中全音律・キルンベルガー調律 (6)(9)クラヴサン+エレクトロニクス

染田真実子(クラヴサン)
島村幸宏(エレクトロニクス)


松宮圭太 : ダングルベール讃 – クラヴサンと電子音響のための (2011, 2019)

 2011年にこの作品を制作した際、クラヴサン音楽へのアプローチのヒントとしてまず関心を持ったのが中期バロック音楽においてジャン=アンリ・ダングルベール(1629 – 1691)が行った様々な装飾法の分類であり、その方法に触発されて装飾や音型を整理するところから始めた。そしてこの楽器にはダンパーペダルが存在せず、残響、ダイナミクス等の調整をそれによって行う機能がないという物理的制限が、却って古典作品の装飾法における創意に気づかせてくれることとなった。次に調律法に関心を寄せ、中全音律とキルンベルガー調律を敢えて同時に用いることにより、微分音音程を含む新たな音階および、音色と音の震えの混合体としてのビスビリャンド・トリルを獲得するに至った。ミクスト音楽としての電子音響へのアプローチにおいては、器楽と親しい音楽書法を模索し、双方のインタラクションによって音楽を構築する発想を得て作曲した。
 その後、パリ音楽院楽曲分析クラスで行ったフランスの鍵盤音楽史における鐘の音の表象の研究、振動現象に関心を抱き続ける作曲家ミカエル・レヴィナスの元で助手として数年間実地で携わった様々な作品制作、カサ・デ・ヴェラスケスでのアーティスト・イン・レジデンスにおいて鐘の音響をテーマに制作したギター小協奏曲などの経験を経て、今回、本作品を改作することとなったが、振動現象における音階と音色の狭間の響きへの関心、楽器演奏と電気的な振動装置から発せられる音響の構築、そしてその音楽表現上の融合状態の模索という現在の研究テーマが、本作品を最初に制作した当時の関心の延長上にあることを改めて確認した。
 電子音響に関しては、中期バロック音楽においてクラヴサンの発音機構における制限から発展した装飾法と、初期ゲーム音楽においてPSG音源における同時発音数の制限から発展した波形とパルスによる音楽表現をなぞらえた音楽書法を模索し、ミクスト音楽としては、クラヴサンの二段鍵盤における二種の調律法、装飾法とPSG音源、楽器演奏と電気的振動といった異なるシステムの境界において生じる音色と音の震えの混合体としての音楽表現を試みた。
(文 松宮圭太)

松宮圭太 Keita Matsumiya (1980 -)

 作曲家。愛知県立芸術大学音楽学部作曲専攻(音楽学)卒業。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。ロームミュージックファンデーション、メイヤー財団の両助成を得て2011年パリ国立高等音楽院作曲科第1高等課程(作曲学士)を首席で修了、2013年同科第2高等課程(作曲修士)、2016年同楽曲分析クラスを修了。2011/12年IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)作曲研究課程を経て、アンサンブル・ルガールの創設者・所属作曲家としてパリを中心に音楽活動を行いながら、ミカエル・レヴィナスのアシスタントとして複数のオペラの制作に携わる。2016/17年、フランス政府、国民教育省の派遣によりマドリードのカサ・デ・ヴェラスケスにてレジデント・コンポーザー。愛知県立芸術大学大学院非常勤講師を経て、2018年より大分県立芸術文化短期大学専任講師。
 情報と即興への関心から、作曲制作における音響オブジェ、数理モデル、身体の理の相互協調を模索する。2010年第8回武生作曲賞受賞、2015年第8回デステロス作曲コンクール・ミクスト作品部門佳作(1位空位3位)。フランス学士院および芸術アカデミーの指名により2016/17年第87代在マドリード・フランス・アカデミー芸術会員。クラングシュプーレン音楽祭(シュヴァーツ)から委嘱を受ける他、フランス国立ロレーヌ管弦楽団、アンサンブルTIMF、アンサンブル・ソニド・エクストレモ、カメラータ・ストラヴァガンツァ、ムジカ・ユニヴェルサリ、アンサンブル・ルガール、パリ音楽院卒業生オーケストラなどによって作品が演奏され、ミクスチュール音楽祭(バルセロナ)、アルス・ムジカ音楽祭(ブリュッセル)、サントル・アカント(メッス)、ブルターニュ国際サクソフォンアカデミー、統営国際音楽祭(トンヨン)、武生国際音楽祭、トーキョーワンダーサイトなどで作品が取り上げられる。創作は多岐に渡り「ギター小協奏曲」(ソフィア王妃芸術センター2017)、ハイブリッド・ヴィオラのための「奇想曲」(アルス・ムジカ、ブリュッセル2015)、舞台音楽「阿修羅」(大駱駝艦・壺中天2015)など。

2019/11/2 芸短フェスタ音楽総合コース作曲作品展

(短大一年) 内田樹 「決闘の刻」ホルン、ヴァイオリン、ピアノのための(2019)
演奏 : 井上里緒奈(ホルン)、友松夕希美(ヴァイオリン)、梶原夕加(ピアノ)

(短大一年) 岡田実夕 「阿吽」二台ピアノのための(2019)初演
演奏 : 風間紀代華、橋本麻里愛

(短大一年) 山本雪美 「To the next seed」サクソフォン五重奏のための(2019)初演
演奏 : 久保大成、大塚ユリア、岩本梨花、坂本奈津美、徳永暁

(短大二年) 甲斐田有里 「万華鏡」クラリネットとピアノのための(2018)初演
演奏 : 福井若菜(クラリネット)、柳瀬絢日(ピアノ)

(短大二年) 柳瀬絢日 「マスカレード」四手のピアノのための(2019)初演
演奏 : 田村捺実、村上奈菜

(卒業生) 江幡侑奈 「センイ」合唱と映像のための(2019)初演
演奏 : 江口まゆ、尾郷夏美、酒井陽菜、山下千華、古谷昴、松本利則、髙倉群、吉野心悟(合唱)、柚木崎葵(ピアノ)

(教員) 松宮圭太
「魔法陣」ピアノのための(2018)日本初演
演奏 : 喜多宏丞

2019/8/17 里の音コンサート2019北住淳ピアノコンサート

バッハ: フランス組曲第5番ト長調, BWV 816
シューマン:ノヴェレッテ第8番
ドビュッシー:喜びの島
松宮圭太: したたり

北住淳 (ピアノ)
松宮圭太 (電子音響)

会場 : TANEKURA HOUSE
主催 : 飛騨市
後援 : 飛騨市教育委員会
企画 : 愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻神田研究室

2019/7/18 ピアノ・マリンバ音楽の現在

田中翼 : 細胞錬金術 (2017 ピアノソロ)
フィリップ・ユレル : LoopsIV (2005 マリンバソロ)
一柳慧 : パガニーニ・パーソナル (1982 マリンバ×ピアノ)
田中翼 : Etude in Interval Scale{5,6,7} (2013/2019 マリンバ編曲)
松宮圭太 : したたり (2019 ピアノと電子音響のための)

ピアノ 宮崎由紀子
マリンバ 島田亜希子

主催 : 北九州音楽協会30周年記念音楽祭
場所 : 黒崎ひびしんホール、北九州市


松宮圭太 : したたり – ピアノと電子音響のための

IRCAMでの作曲研修、アンサンブル・ルガールでの活動から研究を勧めていたハイブリッド楽器の継続研究として、大分県立芸術文化短期大学特別研究費を得て2018年4月より制作を行い、北九州音楽協会30周年記念演奏会に向けて制作した。大分県竹田市のフィールドレコーディングで得られた水のせせらぎのオーケストレーションとして制作されたミクスト音楽であり、振動スピーカーを用いてピアノの響板を振動させピックアップマイクを通じて変調されるライブエレクトロニクス作品であり、かつピアノと電子音響の演奏による室内楽作品である。作品制作を通じて、古来より西洋音楽において行われてきた「記述」という形態と20世紀半でから発展してきた「録音」という形態による異なる作曲法の双方の利点を取り込んだ音楽表現への希求としてのハイブリッド楽器の可能性を探った。

2019/5/27 大分県立芸術文化短期大学音楽ホールこけら落としコンサート

森口真司(指揮)、大分県立芸術文化短期大学音楽ホールこけら落としコンサート、大分市

『豊の国のためのファンファーレ』 作曲 : 松宮圭太 (まつみや けいた)
本学に赴任する以前、私はパリとマドリードにおいて教会の鐘や水の音などの音響解析とその作曲への応用を研究してきました。『豊の国のためのファンファーレ』の作曲にあたっては、竹田市にキリシタンの遺物として伝わるサンチャゴの鐘の録音や、大分県の豊かな自然が育んだ各地の河川のフィールドレコーディングを通じて得られた音響を元にして、金管楽器、ティンパニ、チューブラーベルのハーモニーを構成しています。そして大分の土地に根ざし、この地の深く豊かな歴史と文化を紡いできた人々の力強さに思いを馳せて打楽器のリズムを構成し、作曲しました。(松宮圭太)

『大学祝典序曲』 作曲 : ヨハネス・ブラームス
1879年にブレスラウ大学から名誉博士号を受けたブラームスは返礼として本作を作曲した。1881年にブレスラウ大学の集会において、ブレスラウのオーケストラ協会を作曲者自身が指揮して初演した。ハ短調のアレグロで始まるこの曲は「我らは立派な校舎を建てた」「国の親」「新入生の歌」「だから愉快にやろうじゃないか」の4つの学生歌とブラームスの手による主題が掛け合うように作られている。(松宮)

『花』 作詞 : 武島羽衣 作曲 : 瀧廉太郎 編曲 : 甲斐田有里(かいだ ありさ)
この曲は瀧廉太郎(たき・れんたろう)の歌曲の中でも広く親しまれている曲のひとつです。速いテンポの二部形式で書かれ、当時盛んであった漕艇の様子など、朝・昼・夕・夜とそれぞれの時間帯における隅田川の光景が歌詞の中に描かれています。昼は水上の人の営みに、朝と夕は川辺の木々と太陽に、夜は空に浮かぶ月と月が浮かび上がらせる空間にスポットを当ててそれぞれの趣を魅力的に見せていますが、これらは瀧廉太郎や武島羽衣(たけしま・はごろも)が見ていた日常の光景であります。この編曲では、そういった明治の人々が見た、活気のある風景と樹木の持つ生命力を表現しようと試みました。(甲斐田有里)

『荒城の月』 作詞 : 土井晩翠(どい ばんすい)作曲 : 瀧廉太郎 編曲 : 柳瀬絢日(やなせ あやか)
この曲は、日本を代表する作曲家である瀧廉太郎(たき・れんたろう)が、少年時代を過ごした竹田にある岡城を思い作ったと言われている曲です。この編曲では、彼の作った無伴奏の歌曲に、彼の死後山田耕筰(やまだ・こうさく)がピアノ伴奏をつけたものを参考にしています。月の光る夜、荒れ果てた城を見て栄枯の移り変わりを嘆く歌詞に合わせ、その様子を表せるようラストに向けてスケールの広がりを表現しました。明治時代、23歳という若さで亡くなった瀧廉太郎の曲が、今彼のゆかりの地大分で演奏されることを嬉しく思います。(柳瀬絢日)

『早春賦』 作詞 : 吉丸一昌 作曲 : 中田章(なかた あきら) 編曲 : 江幡侑奈(えばた ゆきな)
この曲は、作詞者の吉丸一昌(よしまる・かずまさ)が長野県安曇野を訪れた際に歌ったものとされています。長い冬の生活を余儀なくされている人々にとって、春の到来の兆しを発見したときの歓びは格別なものです。しかし作中の、春の美しい情景が思い浮かぶ色鮮やかな歌詞とは相反して、現実では鶯は鳴いておらず、空は雪模様で、本格的な春を待ち望んでいます。この編曲では、そういった風景に溶け込む心の機微を表現しようと試みました。吉丸一昌が賦した早春の風情が、彼の故郷である大分に奏しますことをお祈り申し上げます。(江幡侑奈)

『大学賛歌「思いを熱く」』 作詞 : 首藤三郎 作曲 : 野崎哲 編曲 : 河野敦朗(こうの あつろう)
『大学賛歌「思いを熱く」』は、大分市出身の詩人で大分県詩人協会会長も務めた首藤三郎(すどう・さぶろう)が本学の未来の発展を祈念して詩を作り、作曲家で本学学長を務めた野崎哲(のざき・さとし)が詩に合わせて作曲した大学賛歌である。大分県立芸術短期大学二十周年記念において公表されて以来、今日に至るまで在学生と卒業生によって歌い継がれている。管弦楽編曲は作曲家で本学名誉教授の河野敦朗の手による。(宮本修 みやもと・おさむ)

『威風堂々』 作曲 : エドワード・ウィリアム・エルガー
管弦楽のための行進曲集の第一番『威風堂々』は1901年に作曲され、同年リヴァプールにてアルフレッド・ロードウォルドの指揮によって初演され、エルガーの友人でもあったロードウォルドとリヴァプールの管弦楽団に捧げられた。エルガーは後に歌詞をつけて1902年のエドワード7世の戴冠式のための『戴冠式頌歌』第6番「希望と栄光の国」にこの中間部の旋律を用いた。本日は歌詞付きを演奏する。(遠藤信一 えんどう・しんいち)

2019/2/19 劔の四重奏

鶴崎のための弦楽四重奏曲、川瀬麻由美弦楽四重奏団、大分の音楽、平和市民公園能楽堂、大分市

松宮圭太:劔の四重奏~鶴崎劔八幡宮喧嘩祭りに寄せて
清水慶彦:人が死ねば、魂は山に登っていく―霊山山中他界譚
井財野友人:大在スクエア
藤枝守:“大楠の精霊”~植物文様第29集~
熊本陵平:明野考

川瀬麻由美(ヴァイオリン)、甲斐田柳子(ヴァイオリン)、今井凛(ヴィオラ)、田村朋弘(チェロ)

松宮圭太:劔の四重奏プログラム・ノート

「劔の四重奏」は鶴崎剱八幡宮春季大祭によせて制作した弦楽四重奏である。長らく行方不明だった宇佐神宮神宝の剣が発見されたことに因んで創建された剱八幡宮では創建以来360余年に渡って通称「けんか祭り」が行われてきており、丸太で作られた担ぎ山車には御神体に見立てた宝剣、榊葉、鈴が飾られ、かけ声勇ましく相手の山車に激突する様子を毎年春に拝むことができる。山車の上の太鼓奏者は、激突の衝撃で土台が垂直に傾いても演奏を止めること無く、怒号とともに演奏を一層ヒートアップさせていく。本作は、このような山車の上で行われるドラマに着想を得て作曲した。剣に見立てた弦楽器の弓による掛け合い、異なるリズムで対に組み合わされた奏者による掛け合い、榊の葉擦れ、鈴の音、掛け声に着想を得た様々な奏法と音色によって、この活気に溢れた鶴崎の御神事を描こうと試みた。

2018/3/10 魔法陣

魔法陣 Pentacle ピアノのための (2018)

ペンタクル、マントラ、曼荼羅。文様から生まれる魔法は、洋の東西を問わず人を魅了してきた。西洋魔術にある魔法円には、描いた文様の中と外を遮断し、悪魔から身を守ったり文様の内側に悪魔を拘束する役割があるそうだ。一方、魔法陣 (戦いの陣形を取りつつ悪魔を召喚する 文様) は、漫画家の水木しげるが作品「悪魔くん」で考案したものだそうで、僕が好きな漫画、衛藤ヒロユキの作品「魔法陣グルグル」ではさらに、滑るように踊って文様を描くという発想が加えられている。滑って踊って文様を描く競技といえばフィギュアスケートである。日本の羽生結弦選手が平昌オリンピックで金メダルを獲得したばかりだが、ダンスによって氷に描かれる様々な文様とその運動性は、まさに魔法の様に人を魅了する(奇しくも、羽生氏のプログラムは陰陽師の 安倍晴明であった)。フィギュアスケートの魔法は図形を正確に描くコンパルソリーという地味な訓練によって支えられている。ピアニズムの魔法が楽譜の記号を正確に追うソルフェージュによっ て支えられているように。さて、オルレアン国際ピアノコンクールに参加する友人、安田結衣子選手の依頼で制作したピアノのための作品「魔法陣」は、ピアニストが演奏によって「滑って踊って文様を描くこと」を意図した作曲的アプローチである。音響の内側から音形が立ち上がる入れ子構造と、間断なく回帰を続ける循環形式を意識し、記譜した文様の閉じた系から響きの召喚魔法という開いた系を作ろうと試みた。安田氏がこのペンタクルからどんな悪魔を召喚して聴衆を魅了してくれるか期待している。 (2018年2月17日、パリ)

大駱駝艦パリ公演「阿修羅」

阿修羅パリ公演、抜粋 (1分45秒〜)

大駱駝艦 – 阿修羅
監修:麿赤兒
振付、舞台:鉾久奈緒美
音楽:松宮圭太

パリ日本文化会館
2017年11月23日〜11月25日

Viva Villa 2017

2017年9月30日(土)

カサ・デ・ヴェラスケスの日

12時-12時30分:マドリッドのカサ・デ・ヴェラスケス – 在マドリード・フランス・アカデミー、ディレクターのミシェル・ベルトランによるシンポジウム

13時30分-15時:マドリッドのカサ・デ・ヴェラスケスの作曲家とのランチ/ミーティング – ホアン・アロヨ、リュカス・ファヒン、松宮圭太
 
15時-16時:カサ・デ・ヴェラスケスとスペイン/カサ・デ・ヴェラスケスと研究
 
16時-17時:ホアン・アロヨ、リュカス・ファヒン、松宮圭太のコンサート、ターナ弦楽四重奏団の演奏による
 
17時-18時:カサ・デ・ヴェラスケスと芸術アカデミー
 
18時-19時:ホアン・アロヨとファビアン・ホレス(音楽学者)のアペリティフ、20世紀から今日までの音楽について。
 
20時-21時30分:バンジャマン・テスタ(カサ・デ・ヴェラスケス)とシモン・ルビー(ヴィラ・メディチ)の出会い/多彩な芸術家の可能性

ギター小協奏曲

ソフィア王妃芸術センターにて、私のギター小協奏曲の初演を行ってくれたアンサンブル・ソニド・エクストレモ、そしてスーパーソリストの徳永真一郎さんに多謝、そして祝福を!また、 この作品の制作を叶えてくれたカサ・デ・ヴェラスケスのすべての友人に感謝したいと思います。

Joan Alonso, Iván Siso Calvo, Alfonso Pineda, Jesus Gomez Camazon, Javier González Pereira, Beatriz Gonzalez, Sarai Aguilera and Jordi Francés.

カサ・デ・ヴェラスケス演奏会@ソフィア王妃芸術センター

5月22日、この春のソフィア王妃芸術センターの音楽祭では、カサ・デ・ヴェラスケスの作曲家たちの作品と他のレパートリーが、スペインのアンサンブル、ソニド・エクストレモによって演奏されます。カサ・ヴェラスケスの在住の3人の作曲家、ペルー人のホアン・アロヨ、アルゼンチン人のリュカス・ファヒン、日本人の松宮圭太が新作を発表します。

在マドリード・フランス・アカデミーの3人のメンバー、ホアン・アロヨ (Saturnian Songs、2017)、リュカス・ファヒン (psyche-damage、2017)、松宮圭太 (Concertino、2017)の世界初演と共に、フィリップ・ユレル(…àmesure、1996)とマドリード出身ののジョゼ・マニュエル・ロペスロペス(Sonidos azules、2015)の作品が演奏されます。

演奏 :ソニド・エクストレモ
指揮 :ジョルディ・フランセス

作品 :ホアン・アロヨ、リュカス・ファヒン、フィリップ・ユレル、ジョゼ=マヌエル・ロペスロペス、松宮圭太
共催 :カサ・デ・ヴェラスケス、在マドリード・フランス・アカデミー、セントロ・ナシオナル・デフシオン・ミュージカル(CNDM)

電話 :+34 914 551 580

住所 : 52 Calle de Santa Isabel 28012 Madrid Espagne
場所 : MUSEO NACIONAL CENTRO DE ARTE REINA SOFÍA AUDITORIO 400 MADRID

日時 : 2017年5月22日 19時30分開演

https://www.casadevelazquez.org/en/home/news/compositeurs-de-la-casa-de-velazquez-2016-2017/

迦楼羅

パリのフェスティヴァル・ダンス・ボックス2017にて新作、音楽、舞踊、光のための舞台作品「迦楼羅」が3月31日に初演されます!僕の電子音響音楽と、石渡真伊さんと竹内梓さんの舞踊、渡邊裕美さんとマーガレット・オリヴォーさんの技術のチームです!是非お運び下さい!

迦楼羅、ヒンドゥー教の叙事詩マハーバーラタにその外観を作る鳥の神の生涯に触発されて作る音楽舞台。ヴィナータとカドゥルーの戦い、ヴィシュヌと迦楼羅のエピソードを始めとした神話を元に、松宮圭太の電子音楽、石渡真伊、竹内梓の舞踊、渡邊裕美の技術、マーガレット・オリヴォーの照明で舞台を表現する。

音楽&コンセプト : 松宮圭太
舞踊 : 石渡真伊、竹内梓
技術 : 渡邊裕美
制作 : アンサンブル・ルガール
会場 : エスパス ベルタン・ポワレ
助成 : フランス著作権管理団体

料金 : 9€
予約 : +33 1 44 76 06 06 / resa@tenri-paris.com
要予約

場所 : エスパス ベルタン・ポワレ
住所 : 8-12, rue Bertin Poirée 75001 Paris
メトロ : Châelet, Pont-Neuf
電話 : 01 44 76 06 06
E-mail : bertin.poiree@tenri-paris.com

詳細 : http://www.tenri-paris.com/j/art/festival.html

一二三歌

演奏会のご案内です。 メゾ・ソプラノとピアノのための一二三歌のフランス初演が3月11日にパリの5区の音楽院で行われます。歌は小林真理さん、ピアノは棚田文紀さんです。是非お運び下さい!

過去から未来へ@パリ5区ガブリエル・フォーレ音楽院オーディトリウム

2017年3月11日19時30分〜
松宮圭太 : メゾ・ソプラノとピアノのための一二三歌ほか
小林真理 (メゾ・ソプラノ)
棚田文紀 (ピアノ)

あけましておめでとうございます。

旧年中お世話になった皆様、ありがとうございました。そしてこれからお世話になる皆様、これからもお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

2016年前半は日仏国際コロキウムでのフルートとエレクトロニクスのための作品、ピアノ・ソロ曲のフランス初演、パリ音楽院楽曲分析クラスでのプリ取得、3年間に渡った作曲アシスタントの仕事を終え、後半はマドリード、カサ・デ・ヴェラスケスでの作曲レジデンス開始、日仏現代音楽協会でのコンフェランス発表、ブリュッセルのアルス・ムジカ音楽祭でのサックス・ソロ新作発表、パリでアンサンブル・ルガールでのチェロとギターのためのデヴィアシオン改作発表などの充実した機会を得ることができました。2017年前半は、来週東京にて新作歌曲の発表、3月末パリで発表のダンスと電子音響のための新作発表、5月末にマドリードでギターとアンサンブルのための新作発表と続く予定です。

さて、1月6日に東京の音楽の友ホールにて行われる柴田南雄生誕百周年記念、小林真理メゾ・ソプラノリサイタルにて、歌とピアノのための新作「一二三歌」を発表します。天岩屋戸神話とヘブライ語に着想を得て制作した曲です。歌はストラスブール音楽院教授でもある小林真理さん、ピアノはアンサンブル・イティネレールで長年活動されてきた棚田文紀さんで、お二人とも大ベテランです。柴田南雄作品や他にも、アイヴズ、ケージ、メシアン、ルルーなど精力的なプログラムです。皆様どうぞお越し下さい!

小林真理メゾ・ソプラノリサイタル

日時:2017年1月6日(金)開場18:30 開演19:00
会場:音楽の友ホール(神楽坂駅徒歩2分)

プログラム:
第一部 現代音楽への道
グスタフ・マーラー:子供の不思議な魔法の角笛 より
アルバン・ベルク:4つの歌曲
第二部 柴田南雄の歌曲
柴田南雄:優しき歌
第三部 現代から未来へ
ジョン・ケージ : 18回の春を迎えた陽気な未亡人
チャールズ・アイヴズ : 歌曲
オリヴィエ・メシアン : ハラウイ より
イザベル・アプリケール : キュリー夫人の日記
フィリップ・ルルー : いとしい人へ
松宮圭太:一二三歌

演奏:
小林真理(メゾ・ソプラノ)、棚田文紀(ピアノ)

主催:柴田南雄生誕百周年記念リサイタル実行委員会
後援:新宿区、日仏現代音楽協会、日本女性作曲家連盟
助成:野村財団

http://afjmc.org/ja/recital-de-mari-kobayashi/

ウートル・ルガール

アンサンブル・ルガール定期演奏会

11月18日20時〜@アッサンシオンプロテスタント教会

住所 : 47 rue Dulong, 75017 Paris
8/10ユーロ – メール予約 : ensemble.regards@gmail.com

我々は世界の断片化に直面し、今日の芸術家の制作は、私たち自身のアイデンティティの尋問、新しい表現手段の探求、社会的とのつながりとしての芸術の内側で引き裂かれている 。混結とハイブリッドから新たな形式が生まれる転換期だろうか?我々が「ウートル・ルガール」と名付けたコンサートでは、ハイブリッドによって可能になった形式のいくらかの洞察を提示する。作曲家らによる様々な「視点−ルガール」が、ハイブリッドに対して技術的、審美的に掲げられている。

 

プログラム :
– ホアン・アロヨ : サイナタスカ – ハイブリッド・チェロのための (10分)
– ホアン・アロヨ : ソコス – ハイブリッド・ギターのための (22分) (初演)
– ルイス・ヴェラスコ=プフロー : ユートピア – ハイブリッド・ギターのための (10分) (初演)
カルロス・デ・カルテルラルノー : ポリプティック – ハイブリッドギターとハイブリッドチェロのための (7分) (初演)
松宮圭太 – デヴィアシオン I : チェロとギターのための (20分) (改作初演)

演奏時間: 1時間10分 休憩なし

演奏: ジャンヌ・メゾンオト (チェロ、ハイブリッド・チェロ), ルイス・ヴェラスコ=プフロー, (ギター、ハイブリッド・ギター)

アンサンブル・ルガール・ウェブサイト : ensembleregards.com

助成 : フランス著作権保護協会

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