時の破片


十三人の器楽奏者のための (2011)
(1-1-1-1 / 1-1-1-0 / 1 perc. / 1-1-1-1-1)

初演 : 2011年7月13日アーセナル劇場大ホール、メッス フランス国立ロレーヌ管弦楽団ジャン・ドロワイエ指揮、 8分

「この作品に取りかかったころ、私は、多拍子、複拍子といった律動の組み合わせに関心を寄せていた。アメリカの作曲家、ポール・クレストンが書いた著書『リズムの原理』に影響を受け、特に大編成に適した音の身振りを模索する中で、この音楽的身振りを考察していた。またその一方で、グランという言葉、電子音響音楽の分野において動きの粒子という意味を持つこの発想には長らく関心を寄せてきており、音楽的身振りに対する私の関心を形にすべく、この作品はその発想から出発している。」

初演演奏会プログラムノートより (原文: 仏語) (再演 : パリ音楽院アンサンブル、ロラン・キュニオ、サル・フルーレ、パリ、2011年9月)