日仏国際コロキウム

パリ国立高等音楽院で2月5日に行われる日仏国際コロキウムに合わせ、拙作ピアノのための『沈黙・刹那・回帰』及びフルートと電子音響のための『放射線状に割れた硝子』の二曲がフランス初演されます。皆様お運び下さい!

場所 : パリ国立高等音楽院、サロン・ヴァントゥイユ
時 : 2016年2月5日19時

武満徹 : 閉じた眼
アントワーヌ・ウーヴラール, ピアノ

松宮圭太 : 放射線状に割れた硝子 (ver.フルートと電子音響のための)
内山貴博, フルート

吉田進 : Kodama I
ユー=キョン・キム, ヴァイオリン

吉田進 : Kodama II
ジュスティーヌ・ルルー, ピアノ

吉田進 : Kodama III
リュヴィディーヌ・モロー, フルート
ジュスティーヌ・ルルー, ピアノ

吉田進 : Kodama IV
エヴジェニ・ノヴィコフ, アルトサックス

フロラン・C・ダラス : Chute des êtres du ciel (世界初演)
アナベル・ジャール, ハープ

松宮圭太 : ピアノのための『沈黙・刹那・回帰』 (フランス初演)
ジョスカン・オタル, ピアノ

    日仏国際コロキウム

要旨 : 19世紀後半の明治初頭、日本の音楽教育は欧米諸国の文化的、政治的な制約の元で行われていた。フランスまたはドイツに支配されたヨーロッパ型教育ないしはアメリカ型教育の選択を強いられ、日本の音楽家は自らの文化的アイデンティティの危機の元に形成された。しかしまた日本の芸術家は、西洋文化の一部の機能を同化しつつ自らの音楽の存在を確保したようにも見える。その一方、20世紀初頭においてヨーロッパの音楽家は、日本文化の中にインスピレーションの源泉を見出し、独断的な闘争と社会の枯渇の間で朽ち果てたようだった音楽言語を再生することができた。このような文脈で保たれてきた日本とフランスの音楽家の関係が第1回シンポジウムの焦点となる。第2回シンポジウムは2017年5月に国立音楽大学で開催される予定である。

場所 : パリ国立高等音楽院 サロン・ヴァントゥイユ
時 : 2016年2月5日10時

詳細 : http://www.conservatoiredeparis.fr/voir-et-entendre/lagenda/tout-lagenda/article/colloque-france-japon