あけましておめでとうございます。

旧年中お世話になった皆様、ありがとうございました。そしてこれからお世話になる皆様、これからもお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

2016年前半は日仏国際コロキウムでのフルートとエレクトロニクスのための作品、ピアノ・ソロ曲のフランス初演、パリ音楽院楽曲分析クラスでのプリ取得、3年間に渡った作曲アシスタントの仕事を終え、後半はマドリード、カサ・デ・ヴェラスケスでの作曲レジデンス開始、日仏現代音楽協会でのコンフェランス発表、ブリュッセルのアルス・ムジカ音楽祭でのサックス・ソロ新作発表、パリでアンサンブル・ルガールでのチェロとギターのためのデヴィアシオン改作発表などの充実した機会を得ることができました。2017年前半は、来週東京にて新作歌曲の発表、3月末パリで発表のダンスと電子音響のための新作発表、5月末にマドリードでギターとアンサンブルのための新作発表と続く予定です。

さて、1月6日に東京の音楽の友ホールにて行われる柴田南雄生誕百周年記念、小林真理メゾ・ソプラノリサイタルにて、歌とピアノのための新作「一二三歌」を発表します。天岩屋戸神話とヘブライ語に着想を得て制作した曲です。歌はストラスブール音楽院教授でもある小林真理さん、ピアノはアンサンブル・イティネレールで長年活動されてきた棚田文紀さんで、お二人とも大ベテランです。柴田南雄作品や他にも、アイヴズ、ケージ、メシアン、ルルーなど精力的なプログラムです。皆様どうぞお越し下さい!

小林真理メゾ・ソプラノリサイタル

日時:2017年1月6日(金)開場18:30 開演19:00
会場:音楽の友ホール(神楽坂駅徒歩2分)

プログラム:
第一部 現代音楽への道
グスタフ・マーラー:子供の不思議な魔法の角笛 より
アルバン・ベルク:4つの歌曲
第二部 柴田南雄の歌曲
柴田南雄:優しき歌
第三部 現代から未来へ
ジョン・ケージ : 18回の春を迎えた陽気な未亡人
チャールズ・アイヴズ : 歌曲
オリヴィエ・メシアン : ハラウイ より
イザベル・アプリケール : キュリー夫人の日記
フィリップ・ルルー : いとしい人へ
松宮圭太:一二三歌

演奏:
小林真理(メゾ・ソプラノ)、棚田文紀(ピアノ)

主催:柴田南雄生誕百周年記念リサイタル実行委員会
後援:新宿区、日仏現代音楽協会、日本女性作曲家連盟
助成:野村財団

http://afjmc.org/ja/recital-de-mari-kobayashi/